






「音は膨張し、拡大し、重なり合い、時間とともに着実に展開していく。しかし、この滑らかな響きはまた、ディル ルバの小さな弦を弾くことによってシンセサイザーを模倣 しようとするJatinderの試みに よって混乱させられる。珍 しい手法ではあるが、弦を弾くことで、2つの楽器の間に 親密な対話を生み 出そうとするJatinderの興味が表れてい る。これはSurenも同様で、彼がシンセサイザーのパレッ トを 使ってディルルバを模倣しようとする場面もある。 音のレベルで発生しているこのような交流は、注意深いテ キストと視覚的な作品によって、この出版 物では可視化さ れている。デビューアルバムにデザイン主導の出版物を添 えるという選択は、Petit Oiseauが単に音楽のプロジェク トではなく、アートプロジェクトでもあるということを 浮 き彫りにしてい る。」(Harr-Joht Kaur Takhar)
2012年のザ・タンクス(テート・モダン)での初演以来、 Jatinder Singh DurhailayとSuren Seneviratneのデュオは 、Petit Oiseauと題した新しい実験と音楽の試みで、実り あるコラボレーショ ンを再開。2019年には、ヴィクトリ 17 ア・アンド・アルバート博物館やロンドンのデザイン・ミ ュージアムな どの会場でコンサートを行った。このプロジ ェクトでは、ディルルバやタウスとして知られる、 Durhailayが演奏する珍しいインドの古典的な弦楽器を、 E-MU Command Stationで構築したカスタム・パッチを通 じて、Seneviratneの代替チューニングや数秘術への関心 と異例の組み合わせで融合させている。
Harr-Joht Kaur Takharによるエッセイを収録 CD付き。生分解性の透明なパッケージ袋入り。
制作:Johanna Tagada Hoffbeck
デザイン:75W Studio
編集アシスタント:Sarah Gissinger
発行:Poetic Pastel Press / 2019年
部数:500部
ページ:24ページ / ソフトカバー
サイズ:200mm × 265mm
言語 : 英語
ISBN : 978-1-5272-2961-7
https://www.petitoiseautune.com/
https://youtu.be/ZrMW3YDP05w